1: 名無しさん@涙目です。(ジパング) (1級) [CN] 2024/08/31(土) 16:06:10.22 ID:SqZlxKpr0 BE:114497724-PLT(12345)
宮崎県都城市の大淀川水系で、肉食の外来魚「コウライオヤニラミ」の生息域が急速に拡大している。観賞用の個体が放されるなどして増えたとみられる。大淀川の固有種をはじめとした在来種の生態系に及ぼす影響が危惧されるとして、漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は県内河川への放流などを禁止する方針を決め、今月から運用を始めた。(木村歩)
【写真】高崎川で調査する県職員ら(7月16日、宮崎県都城市で)
大淀川の六つの支流で7月中旬、県による初めての大規模調査が行われた。職員が魚が隠れやすい茂みなどに網を入れたり、軽微な電気ショックを与えたりする機具を使ったりして調べると、次々とコウライオヤニラミが見つかった。
1支流あたり約30分ずつ行った調査で、年見川や東岳川など4支流で計36匹を捕獲。県水産政策課の担当者は「これ以上、広がらないようにしなければ」と危機感をあらわにする。一方、調査で捕獲されなかった高崎川では、環境省のレッドリストで絶滅危惧IBに指定されている大淀川の固有種「オオヨドシマドジョウ」が確認された。
大淀川水系で初めてコウライオヤニラミが確認されたのは2017年。支流の萩原川で行われた県などの生物調査で見つかり、その後の研究者による調査で、急速な増加の兆候が捉えられてきた。
北九州市立いのちのたび博物館学芸員の日比野友亮さんらは18年と21年、萩原川の特定区間で目視調査などを行った。18年に確認できた個体数はゼロだったが、21年は20匹以上に増加したといい、「明らかに個体数が高密度になっていた」。
23年には、京都大や同博物館などの研究グループがDNAの解析技術を使った調査を実施。大淀川本流や支流計55地点で採水し、ふんなどの状態で水中に放出された魚のDNAを調べた。その結果、7割以上にあたる39地点でコウライオヤニラミのDNAが確認された。研究の代表者で、京都大大学院情報学研究科の辻冴月助教(33)は「多くの在来魚や昆虫などが捕食され、日本の河川生態系に大きな脅威となることは疑いようがない」と警鐘を鳴らす。
https://news.yahoo.co.jp/articles/561b3bd60083b0341e3305b2749f35354d421833
【写真】高崎川で調査する県職員ら(7月16日、宮崎県都城市で)
大淀川の六つの支流で7月中旬、県による初めての大規模調査が行われた。職員が魚が隠れやすい茂みなどに網を入れたり、軽微な電気ショックを与えたりする機具を使ったりして調べると、次々とコウライオヤニラミが見つかった。
1支流あたり約30分ずつ行った調査で、年見川や東岳川など4支流で計36匹を捕獲。県水産政策課の担当者は「これ以上、広がらないようにしなければ」と危機感をあらわにする。一方、調査で捕獲されなかった高崎川では、環境省のレッドリストで絶滅危惧IBに指定されている大淀川の固有種「オオヨドシマドジョウ」が確認された。
大淀川水系で初めてコウライオヤニラミが確認されたのは2017年。支流の萩原川で行われた県などの生物調査で見つかり、その後の研究者による調査で、急速な増加の兆候が捉えられてきた。
北九州市立いのちのたび博物館学芸員の日比野友亮さんらは18年と21年、萩原川の特定区間で目視調査などを行った。18年に確認できた個体数はゼロだったが、21年は20匹以上に増加したといい、「明らかに個体数が高密度になっていた」。
23年には、京都大や同博物館などの研究グループがDNAの解析技術を使った調査を実施。大淀川本流や支流計55地点で採水し、ふんなどの状態で水中に放出された魚のDNAを調べた。その結果、7割以上にあたる39地点でコウライオヤニラミのDNAが確認された。研究の代表者で、京都大大学院情報学研究科の辻冴月助教(33)は「多くの在来魚や昆虫などが捕食され、日本の河川生態系に大きな脅威となることは疑いようがない」と警鐘を鳴らす。
https://news.yahoo.co.jp/articles/561b3bd60083b0341e3305b2749f35354d421833
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