トナラーは、ダウンタウンの松本人志さんがテレビで怒っていて話題にもなりましたね。さらにコロナウイルスの時期は気になるものです。

例えば、電車やバスで、空いている席はたくさんあるのに、知らない人の隣に座る人がいます。あるいは、お店のレジに並んでいると、
後ろの人が妙に近いところに立っていて、列が進んでも離れずに着いて来る、こういう人をネットでは「トナラー」と呼んでいます。隣に着く人だからトナラーです。

普通は、知らない人とは適当に距離を空けます。満員電車ではそれができないのでみんな不機嫌な顔をしています。だから、私たちはトナラーが近くに来ると嫌な気分になります。

トナラーの方はどういうつもりなのでしょうか？嫌がらせ？自覚や言い分はあるのか、自分は不快にならないのかなどトナラーについて詳しく説明します。

トナラーは病気？発達障害・アスペ？

対人距離は本能的なもので、普通は生まれつき備わっています。野生の動物に近付くと逃げたり攻撃したりするのと基本的には同じことなのです。
トナラーはその本能が働いていないように見えるので、何らかの精神的な異常があるのではないかと疑わせます。

自閉症、アスペルガー障害などを含むいくつかの発達障害をまとめて、自閉スペクトラム症と呼びます。人とのコミュニケーションがうまくできないことが
特徴です。確かに、この障害のある人たちは、対人距離が短い傾向があります。

そのため、トナラーの一部は自閉スペクトラム症の人かもしれません。しかし、この病気の人がすべてトナラーではありません。また、トナラーの全てがこの病気というわけでもありません。

この後詳しく説明しますが、トナリングの動機にはさまざまなものがあり、単純に、病気や性格と決め付けることはできません。

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